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四季映姫とデート 

昨日、ちゃんと布団で寝たはずの俺は気付いたら床に横になっていた。
しかも、明らかに自分の部屋ではないどこかで。
「…起きなさい」
頭上から声が降ってきたかと思うと、頬を引っ張られる。
「ん…?」
寝ぼけ眼で声のした方を見ると一人の少女が立っている。
「これは夢か…?」
(その少女はどことなく見た覚えがあったり…四季映姫?)
「地獄の最高裁判長がなんで…?」
「これから審議を開始するので姿勢を正してください」
「は、はい」
特に強く言われたのでもないのだが、俺は姿勢を正し、四季映姫に向き直る。
「さて…あなたの罪ですが…」
四季映姫の言葉を聞き逃さないように耳を澄ます。
「これなら…ふむ…」
そう言って何かの書類にサラサラと書きこむ映姫。
「あなたは2日間の懲役刑です」
「え?」
「早速ですが牢に入って下さいね」
言われたとおり、牢に連れて行かれてその夜は牢の中で寝ることになった。

「ん……ん?」
見上げると寝る前と同じ天井がある。
「やっぱり戻ってるわけないか…」
「そりゃそうでしょう…」
「うわっ!?」
柵を隔ててすぐ傍には四季映姫が無表情で立っている。
「…なんでこんなところに?」
「実は今日は休暇でしてね…一緒に外出でもしようかと」
「…は?」
…彼女の話によると閻魔は二交代制で、休みの日が今日なのだという。
そして休暇を俺と過ごしたいのだという。
「…何で?」
「昨日からあなたは疑問が多いですね…」
牢の扉が開けられ、牢から出るように促される。
それから促されるまま、牢を出て彼女の後ろをついていくのだった。
 
中有の道、ここはそう呼ばれているという。
見た感じでは縁日のようだが、その出店は死者向けという変わったものだ。
「ここでいったい…」
「別にどこだっていいでしょう?」
さっきから俺はひたすら四季映姫の後ろをついて歩く。
彼女は出店をのぞいたり、商品を手にとって眺めてみたりと、そこら辺は普通の女の子みたいだ。
「…なんですか?」
「いや、やっぱり普通の女の子なんだな~って」
「な、なにを……早く行きますよ」
俺の言葉を聞いた瞬間に頬を赤らめ、あからさまに恥ずかしがってる様子で先へ行ってしまう。
「ちょっと待って下さいよ~」
置いていかれては困るので見失わないように追いかける俺だった。

「もう夕方か~…」
「そうですね、そろそろ戻らなくちゃいけません」
「こっちの生活もいいもんだな~」
「あなたが良ければ…」
「え?」
「いえ、なんでもありません」
そう言って立ち上がる四季映姫、表情はどこか寂しげだ。
「あなたもそろそろ戻る時間ですね…目をつぶって下さい」
事務的な口調でそう告げられる。
「…いやです」
「また会えますよ…そうでしょう?」
「はい…」
仕方なく目をつぶり、次はどうなるだろうと考えてジッと待つ。
と、次の瞬間なにか強い力に引っ張られ、体が地面から離れていったのだった。

「よかったの?」
「何がです?八雲紫」
「ふふふ…なんでもない」
「まあ、ご協力感謝します」
「あらそう…また何かあったら呼んでね」
「…遠慮します」

「痛っ!!」
激しく床にたたきつけられ、目を開けるとそこにはいつもどおりの自分の部屋の光景が広がっていた。
ゆっくりのぬいぐるみがこっちを向いているのは気のせいだろう…ってかウザい。
「やっぱり夢か…?」
それにしては記憶がはっきりして、向こうで起きたこともちゃんと覚えている。
「事実…なんだろうな」
そうして俺はベッドに入るのだった。


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[ 2009/02/14 11:33 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)




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